まちづくり

えひめ30歳の成人式「媛人式-himetoshiki-」について振り返ろう。その3

ストレッチも一人で伸ばせる可動域と、誰かに補助してもらうことで伸ばすことができる可動域があります。適切な加減で、適切な範囲で可動域を広げていきましょう。ストレッチだけに言えることではなくて心のキャパであったり、自分自身で無意識のうちに制御をしてしまっている力もそう。「ちょっと手伝って」と声をかけてみましょう。断られたっていいじゃない。まずはお願いしてみましょう。ということで、愛媛県では14歳になったときに少年式という名の厳粛な式典が開催されます。地方のローカルネタを扱うテレビ番組などでもよく特集されるようになったので全国的にも知られるようになったのではないでしょうか。僕ももちろん参加してますが、それが愛媛県特有の行事(名称)だったと知ったのは大人になってからでした。笑 無邪気だったあの頃は「ちょっと手伝って」なんて気軽に言えたし、成人式を迎えた頃は、逆に気を使って何もかも自分でやってたような気がします。さて、30歳の成人式を開催するにあたり、一人ではできないと友達に声をかけてみた僕。ゴミ拾いやBBQなどを通じて賛同者も増えてきました。

愛媛県の後援はとれるの!?

誰がこの媛人式を主催運営しているのか。無名な僕たちが有志で活動をしていたわけなので、もしかしたら怪しいと思ってなかなか踏み出せない同級生がいるのかもしれな!?そう思い愛媛県の後援を取りに行こうと協議しました。事業計画では、愛媛県関係者を対象に会場を構えて厳格な式典を行ってから懇親を深めるための交流会を行うと計画していました。まずはインターネットで愛媛県のホームページを検索し「後援依頼について」の記載ページを閲覧しました。※現在は愛媛県の文化事業に関する後援申請書としてページは存在しています。そこには所定のフォーマットがダウンロードできるようになっており、しっかりと埋めることができれば後援としてチラシなどへ愛媛県と記載できます。

今、冷静に考えると分かる後援を断られる理由。

提出した書類を見直しましたが、へ、へ、へ、平成27年!!!笑 月日が経つのは早いですね。いや、それはどうでもよいんだ。所定のフォーマットを書き上げて、愛媛県に提出と説明に行きました。書類の目的欄には、愛媛にゆかりのある1985年4月2日~1986年4月1日産まれを対象に参加型の式典と交流会を行うことで、薄れていく「同級生とのつながり」の再構築と、「新たな出会い」による繋がりが、「愛媛に生まれ、愛媛に育ち、これまで生きて来て良かった。」と思える機会のきっかけづくりになることで、愛媛のさらなる活性化を目的とする。と記載しました。そして添付書類として会場と目標人数そして収支予算書を持って説明しました。

ただの飲み会ですか?笑

言われて気づきました。たしかにこの資料だけを見せられると同級生を集めて開催するただの飲み会にしか見えません。笑 式典と交流会を切り分けて提出すれば良かったものの、県の方からは「飲み会には後援付けません」とズバッと言われて、もちろん納得できました。しかし活動に対してはとても良いので応援はしたいと言ってくれました。今ならもっといろいろな方法で企画段階から行政に声をかけ、後援だけでなく、多くのことで協力依頼をしてたんだろうなと過去の事業計画書を振り返りながら思いました。しかし活動に対して賛同してくれたことで自信もつきました。そこからはメンバーの協力も得ながら各マスコミ関係者へ後援依頼と取材してくれないかなーとマスコミプレスを投げ込みました。

愛媛県くらいの田舎なら、まだまだマスコミはすごい影響力を持っている

マスコミプレスの内容を今、読み返すと中々ええことを書いてます。笑 このタイミングで、めちゃくちゃ30歳の節目があって良かった。そしてもう数年前になるがしっかりと危機感を持っていて、自分たちの言葉で訴えていました。しかし、当時はまだまだSNSもそこまで普及もしておらず誰がやってる活動なのか?そこが分かりづらかったのかなと反省しています。今でも通用しそうなA4にまとめてあるし、タイトルも分かりやすく、すぐにでも記事にしやすい内容で記載できていますね。笑 結果、媛人式の当日までに取材をしてくれるマスコミ関係者はFM愛媛の高橋真実子さんがやっているFineって番組だけだったような記憶。ありがとうございました!

当時のマスコミプレスの内容

愛媛に関わる本年度30歳を迎える全員が対象のイベント
同級生との新たなる「きっかけ」つくり“媛人式(ひめとしき)”開催
~式典に向けてボランティア活動で同級生の輪をひろげます~

我々は、田舎愛媛をもっとおもしろくわくわくするような場所にしたいです。

「地方創世」これからの地域活性化を考えたとき、人と人とのネットワークが非常に重要な時代になりました。「情報社会」今はSNSの進歩により、人と人とのつながりがありそうでなく、なさそうでありそうな、中途半端でふわふわした関係が溢れた社会になりました。我々は今年30歳になります。企業に勤めていたり、会社を興したり、お父さんお母さんになっていたり、ニートになっていたり、様々な30歳がいます。30歳という節目で、誰かが本当に危機感を持って、なにか行動に起こさなければ、我々が大好きな愛媛はもしかしたらどんどん衰退してしまいそうなそんな危機感を実は若者は秘めています。しかし、「きっかけ」ひとつで愛媛はどんどんおもしろくなくなります。

つきましては、2015年12月30日、えひめ30歳の成人式「媛人式」を開催します。目的は「きっかけ」づくりです。このイベントに参加して頂くことで横(同級生)の繋がりを再構築していただき、一人の愛媛人として地域の事を考える時間を個々に提供することが我々のやるべき事だと考えています。もちろん縦の繋がりも大切ですが、まずは横の結束が優先と考えます。微力かもしれませんが、愛媛の30歳が愛媛のために何かできるかもしれないと考えることが地域活性化・地方創世に繋がると思います。

同イベントは愛媛に関わったことのある1985年4月2日~1986年4月1日産まれの方を対象としています。さらに年末の「媛人式」までに賛同して頂ける同志とともに各々の地域でボランティア活動も行います。

開催に向けての機運は高まってきました。チラシだとか協賛も松山市の飲食店を中心にポスターを貼らせてもらったり、他のイベントに飛び込みで告知をさせてもらったり、名刺サイズのフライヤー作成して配りまくったりしました。さて、どれくらいの人数があつまるのか。

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なりたい自分は「かっこいいおじいちゃん」です。将来、自分の子どもや孫に憧れられたいです。そうなれるように日々を過ごしています。