まちづくり

えひめ30歳の成人式「媛人式-himetoshiki-」について振り返ろう。その1

節目って大切にしてますか?日本人は意外と大切にしてますよね。聞いた話によると、竹も節があるから高く伸びることができるそうです。人間も同じく成長するためには、節目で一度立ち止まって少し休み、考えて、また改めて進むと良いかもしれませんね。さて、節目について少し考えてみました。愛媛県では14歳になったときに少年式という名の厳粛な式典が開催されます。地方のローカルネタを扱うテレビ番組などでもよく特集されるようになったので全国的にも知られるようになったのではないでしょうか。僕ももちろん参加してますが、それが愛媛県特有の行事(名称)だったと知ったのは大人になってからでした。笑 それから20歳の節目で参加する成人式。義務教育が終わり進学する者と就職する者、高校を卒業してから地元に残る者と地元を離れる者。結婚した者、独身者。それぞれの考え方や環境で過ごした時間を再び集まって共有する大切な時間です。しかしながら、僕がもっと必要なんじゃないかと思ったのは30歳の節目で再び集まる機会でした。

開催した背景

開催した背景としては、その時たまたまその翌年が30歳になるタイミングだったこもありますがSNSの普及によって全国各地で開催しているローカルイベントだったり新規事業だったりがスグにマネできる時代になってたことが一番のきっかけだと思います。単純に「これやりたい!」と思える事業をたまたま知り合いのダンサーが熊本でやっていたのを知れたことに大きく影響されました。その事業の名前は三益式です。

三益式とは?

内容は熊本で生まれ育ち、熊本との関わりを持ち続け、今も変わらず熊本を愛し続ける三十歳が行う立志式。2012年に始まり、これまで3,000名以上が参加してきました。人生のターニングポイントでもある30歳が、本気で「まち」づくりを考えます!との理念のもとに開催している30歳の立志式です。熊本出身の先輩も賛同していて当時SNSには関連記事のシェアや投稿をしている状況が続き、その関連記事を見ながら良いなーと思っていたのを覚えています。その他にもインターネットで「30歳 成人式」と検索すると自治体ごとに開催していたりしていましたが愛媛県では何でやってないんだろう?と思いまずは友達に相談してみました。

(出典:故郷熊本を愛する30歳の集いがSDGsを通し魅力を世界へ発信! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp))

はじめは一人。そっからまずは四人に。

はじめは一人。でもとにかく、「一人ではやれない」ってことは分かっていました。ただ開催に向けたハードルに関しては、他の県に住んでいる同い年に開催ができて、僕たちができないわけがないと思っていたのでそこまで高くは感じていませんでした。またぼんやりと事業計画自体も、記念式典してからの懇親会くらいの大枠で良いかとは考えていました。あとは実行委員会のような会議体として動いた方が行政にも言いやすいのかなと思い、まずは広く(いや狭く?)SNS上で「えひめ県関係者の30歳を集めて式典をしたいので一緒にやってくれる人を募集」くらいの投稿をしてみました。そしてその投稿を検索してみて驚きました。

初めての運営会議についての告知(facebook)2014年12月13日

最初だけでもしておこうと思い、県都である松山市の公共施設会議室を借りて、当日でも誰が来ても良いような場所で第一回目の打ち合わせを行いました。投稿告知記事をよーく読み返して分かったのですが、開催日の前日に直前告知をブチかましていました。笑 でもきっと連絡先が僕ではない事から、事前に声はかけてたり、直接やりとりは何人かにあたってみたけども集まりそうになかったから苦肉の策で広く告知したんだろうなと推測されます。はい。思い出は美化されています。

SNS上の反応は好感触でした。ここでいう好感触とはLIKE数が多いとかではなく、同級生のコメントが数件入ってきたことを指します。こここここ、これはたくさん協力者が集まるかもしれない!?と期待もしました。当時集まったのは四人。一人は小学校からの同級生(投稿の時点でメンバー)。一人は高校の同級生。一人は大学生になったころに出会った同級生の知り合いだけでした。それでもこの瞬間に一人から四人に人数は増えました。

集まったので、とにかく思いだけを伝えてみました。規模を〇〇人でやりたい。名前はどれがいいか。これからの役割分担や声をかけられそうな人数の把握。どうすれば仲間が集められるか。何となく愛媛県は全域を大きく三分割させた東予・中予・南予エリアに分かれるのですが各エリアごとに代表者さえいればモノゴトはスムースにいきそうだなとはイメージしていました。この場でいちばん覚えているのは、開催したい規模感を友達に伝えた時にめちゃくちゃ驚かれたことです。

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なりたい自分は「かっこいいおじいちゃん」です。将来、自分の子どもや孫に憧れられたいです。そうなれるように日々を過ごしています。