まちづくり

10年間だけ地元の野外イベント運営してきたのでそのノウハウと反省点の話をしようかな。その2

イベント開催したら勝手に人は集まってくると勘違いしてました。

僕たち(五十崎HEALTHY-TOUR:ブレイクダンスチーム)も約10年近くイベントを開催しましたが、最初の一歩は本当に小規模なダンスイベントから始めました。地方には色んな人が住んでいます。ずっと地元に住み続けている人。進学や就職で一度地元を離れてUターンしてきた人。地元以外から移住してきたIターン者。地元を離れて県都まで戻ってくるJターンな人。僕は進学した後に20代前半で県外から地元内子町五十崎の田舎に帰ってて「あぁ田舎って刺激がないなぁ」って思ってた典型的なUターンな人でした。何を持って刺激かは分からないけども、それが理由でまた県外に出ていって、そのまま地元には戻らないなんて話は僕の周りでもよくあることでした。大丈夫。そんな人、地方にはゴロゴロしてます。笑 日々をもっとおもしろくしたいけどどうすればいいのか分からない。けどきっとUターン等で地元に戻ってきた向上心のある若者たちは「何でもいいから何かやりたい!」なんて思っている人も多いのではないでしょうか。そんな方には是非とも小規模でかまわないので、自分の得意分野を発揮できる場を周りに提供してみましょう。やり方は簡単です。

この記事は連続する5つの記事の2本目です。まだ最初から読まれてない方はそちらからお読みください。
10年間だけ地元の野外イベント運営してきたのでそのノウハウと反省点の話をしようかな。その1

1.ずっと地元にいるつもりなら、はじめは小規模で良い

僕がたまたま運が良かったのは趣味でブレイクダンスをやっていたこと。地元で一緒に練習していた仲間もいたので「ダンスで田舎を盛り上げよう」って大義名分でイベントの話は進んでいきました。おそらく最初に悩むのは、どれくらいの人を集めればイベントとして成り立つのか?だと思いますが、最初から何十人、何百人と集まるイベントは考えなくて良いです。僕たちは、めちゃくちゃ人が来たらどうしよう!と悩んで駐車場の手配や駐車場警備計画なんかもしましたが、僕たちが初めて開催したイベントも百人も居なかったと記憶してます。屋台出してよと知り合いの店舗に相談をして、当日思ったよりも参加者少なくて「全くお客さんおらんやん(怒)」って言われたけど。そこは僕の想像力が足りなかったと反省しました。
 本来であれば事業やイベントを開催するには背景があって、地域の課題を解決するために事業やイベントを開催し、地域課題が解決されたり参加者や関係者らに心の変化が与えられるかだとか計画したほうが、そりゃ成長はしますが、そんなの考えなくていいです。笑 はじめは小規模で、ゴール設定は「イベントをまずは一回やってみる」に設定してみましょう。質も大切ですが、最初の1回目はとにかくやってみること。

2.地方の優位性

意外と勘違いしない方が良いのは、地方にもイベントや事業を開催するにあたりめちゃくちゃアドバンテージがある場合がいくつかあります。一つ目は、広い場所から狭い場所まで多種多様な公共の施設が簡単に借りられることです。僕たちもイベントを開催するにあたり近くの自治センターがあり、そこに相談しに行きました。どれくらいで施設が借りられるのかドキドキしながら行きましたが「室内の控室等は料金発生するけど、野外ステージは無料で使用していいよ」でした。これからイベントを開催したい方も営利目的だとか非営利目的だとかはしっかりと担当の方に説明はすることは前提として、イベント開催する場所に困ったら近くの公共施設に相談しに行くと良いです。二つ目に、ボランティアだとか手伝いで人手が足りないかも思ったときに家族だとか、知り合いのおっちゃんだとか、もう身内に声をかけて手伝ってもらいやすいこともアドバンテージですね。文句をダラダラと言われながらも手伝ってくれるはずです。全く恥ずかしい事じゃないですよ。ちなみに最初のイベントの時は、僕の父親は焼きそばを焼き、仲間の家族はかき氷を販売したり、カメラマンしてくれたりしてました。

もう、身内に相談しましょう。

3.地方でイベントを開催する不便な点

優位性もあれば不便な点ももちろんあります。それはもう皆さんのご想像通りです。笑 はい。全部そうです。例えばイベントや事業を継続させていくためには、どうしても安定した参加者の確保。そして運営していくための活動資金を稼いでいくアイディア。これらが不可欠です。開催するイベントや事業の参加者ってまずは関係者だったり興味がある人だと思いますが、まずはその人たちの数が圧倒的に少ないことが地方の不便な点のひとつです。今だとネット環境も良く距離や県境、国境は関係ないとの意見もありますが、現地まで来てくれる人の数はローカルイベントになると限られるでしょう。僕たちはダンスイベントを開催していましたが、ダンサー人口って本当に僅かなもの。四国県内くらいの範囲でもほぼ顔見知りになれるくらい限られた小さなコミュニティでした。本音は多くの人に来て欲しい、多くの人に知って欲しい関係者以外の人に来場してもらいたくても、性格的に表に出てこない人も多いことが特徴にあげられます。影響力のある人(フォロワーが多い方)をゲストに招いたり、当人が企画する場合はこの限りでない。

4.僕たちの最初のイベント収支

僕たちが失敗したことは、、、ないです。理由はとりあえず1回イベントできたから。もっとこうすれば良かったなんて反省点はめちゃくちゃあります。例えばお金をかけすぎたこと。そしてイベント開催すれば人は勝手に集まってくると思っていたこと。さらにチラシ配布だけになった魅力の伝え方が伝わらない伝え方だったこと。地方に人を呼びたくて、更にダンサー人口が増えれば少しは楽しくなるのではないかとことで、地元内子町五十崎にある公共施設で開催できました。関係者に迷惑をかけましょう。どんどんやりましょう。笑

初めてやったイベントは-150,000円くらいでした。楽しかったから良いです。


ABOUT ME
sho-tap
なりたい自分は「かっこいいおじいちゃん」です。将来、自分の子どもや孫に憧れられたいです。そうなれるように日々を過ごしています。